活動報告REPORT
【イベント】親子で手作りみそ教室
12月19日(日)、和歌山市中央コミュニティセンターで、料理教室を開催しました。
本事業は、和歌山県男女共同参画センターの「みんなに男女共同参画」提案事業で採択され、県から委託を受けて実施する講座です。
パパと子で楽しく参加
冒頭にもありますが、この教室は、家庭における男女共同参画を目的としており、味噌作りを楽しく実践してもらい、家で料理を手伝う男性の促進をと、対象をパパとお子様の限定とさせていただきました。
エプロンとバンダナをつけるのは何年ぶりだろう、と慣れない姿のパパ、、、(笑)
果たして、参加してくれた親子は、無事、お味噌をつくれたのでしょうか。
江戸時代から生きる糀〜16代目店主・豊田先生〜
そもそも皆様、お味噌を作ったことはありますか?
口にする機会は多いですが、意外とどのように作られているか、知らない人が多いと思います。
大豆を潰したり、糀(こうじ)や塩を混ぜたり、
「お味噌って、こうやってできてるんだぁ。」と、とても勉強になります。伝統的な日本食ですので、一度でも作ったことが、とてもいい経験にもなると思います。
今回、講師にお呼びした豊田先生は、大阪の幼稚園から小学校などでもお忙しく教室をされている人気の先生で、なんと江戸時代(元禄2年)創業の、333年も続くお味噌屋さんの16代目の店主さんです。
先生にお話しを伺うと、和歌山での教室は初めてだと!そして、参加者の99%が女性と子供だと!いうことで、いろいろとこの教室が貴重な教室なんだと知りました。
子供も楽しく、パパも大活躍
教室が始まると、講師の豊田さんの教え方が上手で、小さいお子様でも、慣れないパパでも、
「楽しい!!」
大豆を潰したり、糀(こうじ)を混ぜたり、子供でも安全に、力いっぱい、まるで、砂場で泥あそびをしているかのように、料理が進んでいくので、夢中になっていました。
そして、たくさんのお味噌を練る作業は、なかなか力がいる作業なので、パパも大活躍。
パパとお子様が力を合わせて、料理を楽しんでいる姿が、何とも言えないくらい微笑ましく、会場全体が温かい空気になっていました。
力いっぱい大豆を潰します。
糀や塩を混ぜます。
練り上げていきます
団子をつくります。
詰めて空気を抜いていきます
手作りなので、いろんな味があり正解がないともいいますが、少し、先生に手伝ってもらいながら、おいしいお味噌になってくれることを願いを込めます。
約1時間弱の料理の時間がおわり、先生から、今日のお味噌の配分や保管の仕方が書かれたプリントを配布していただき、説明をしていただきました。
「生みそと、市販のみその違いとは?」
「熟成期間や、場所は?」
「色や味の変化は?」
などなど、これで皆は味噌博士!!
3か月が経ち、自分で食べる日が、すごく楽しみになりました。
今後もこのような教室を
最後、お帰りになられる際の、優しいパパと笑顔のお子様の後ろ姿を見送り、今日という日が参加者にとって良い思い出になり、それぞれのご家庭が明るく優しい雰囲気になれば嬉しいなと感じました。
今までは、スポーツ教室をメインに行っておりますが、当クラブは地域のニーズに応える団体です。
文化的なイベントや教室も、必要であれば、これからは開催していきたいと思います。
今回はパパと子限定でしたが、きっとママも一緒に参加したいはず、皆様からのご意見をお待ちしております。